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物語の中心は、IZAP(アイザップ)という大海に浮かぶ研究所になります。 |
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IZAPの近くには、GALM(ガルム)という、これもまた国に属さない軍事機関があります。 |
発端は、とある生命科学部の学生の研究から始まります。 |
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生まれたキメラはティエ・トルプと名付けられ、研究体ではあったものの、ネルソンの子供のような扱いで育てられました。 |
ティエの基になったMUはネルソンの母に当たるため、ネルソンにとっても肉親のような思いがあったのかもしれません。 |
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ティエはネルソンの側で、5歳頃まで育てられました。 |
ティエ自身は、そのことの重大さを認識できる年ではなかったのですが、もう一人の親である緑竜は、ティエの行く末を憂えていました。 |
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ある日、緑竜はティエを背にしてIZAPを飛び出しました。 |
やがてその傷が悪化し……ついに緑竜はティエの側で亡くなってしまいます。 |
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二人はまるで兄妹のように仲良く、旅を続けてゆきます。 |
砂漠を渡り、海を渡り、山頂の町を越えて。 |
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また、ある時はGALMの軍医の助っ人に入ったりしつつ。 |
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そのようにして、8年が過ぎたある日 ルシャが倒れました。 |
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ルシャは元来、幼少時の体験により、体内に毒を持っていました。 その特異な体質を自ら利用して、薬の調合に利用したり 時には更に毒を飲んだりしていたのですが、 そんな中のある毒により、急激に体内が暴走を始めてしまったのです。 一旦そうなってしまうと手の付けようが無く、 ルシャを診たGALMの軍医も 「命には関わらないが、再び目覚める見込みがかなり薄い」 との判断を下しました。 |
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そんな絶望的な状況の中で、ティエはある情報を聞きました。 |
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最終的にティエが決めたのは、IZAPに戻る事でした。 自分の心臓をルシャに移し、かつ自分も別の心臓を移植してもらうためには 相応の技術と環境が無ければ不可能なのです。 ティエはIZAPに連絡を取り、自分の心臓をルシャに移植してもらうよう依頼しました。 自分を研究体としてIZAPに提供する事を、交換条件にして―― 「Cinnamon」本編はIZAPに移った後のティエを中心とする話になります。 [戻る] |
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